Dino*Mukuro×Hibari

□舞い降りた天使2
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「ねぇママ…ママ起きて…」

「ん…何時…?」

「もう7時になるよ?ママ学校行くんでしょ?僕も一緒に行きたい!」

「さっきからママって何言ってるの…?」




ガバッぎゅぅぅぅ!




「おはようママ!!」

「………は?」




朝の日差しが入り込んできている…――。

昨日はディーノとアンジェリーノ、レガーロと一緒に4人で川の字(実際には1本多い)で寝て…、そして今…何故か目の前にいる金髪の男の子に抱きしめられている。

誰かに似ている…寝ぼけた頭でそんなことを考えていると男の子が話しかけてきた。




「ところでママ?僕服が欲しいな、寒いよ。来てた服はすごく小さいし…」

「………」




ふと横にいるはずの子供達に視線を向けた。
しかしそこは蛻の殻―――あるのはあの子達がきていた服だけ…。

そこで寝ぼけていた頭が覚醒した。






舞い降りた天使2




「えへへvV ママの服だぁ」

「今はそれで我慢して」

「はーい!」

「ところであの人とアンジェリーノは?」




ここまできたらもう驚かない。
どうやら1日寝ただけでレガーロは成長してしまったみたいだった。
推定すると…赤ちゃんだったのが7歳くらいまで成長していた。

裸にしていくわけにもいかず、僕のシャツを着せてみた。





ガチャ





「わお、ママ」

「おっ起きたか?恭弥vV」

「何してるの?あなた」




この男も同じで随分と落ち着いていた。
やはりアンジェリーノも成長していたらしい。
けどレガーロとは違い4、5歳くらい。




「いやぁ驚いたよ、起きたら2人共こんなに大きくなってんだからさ!レガーロがお兄ちゃんでアンジェが弟だったんだなvV」

「驚いてるようには見えないけど?あと口元緩みすぎ」

「だって嬉しいじゃんか!俺らファミリーだよファミリー」

「うるさい、僕は学校に行くよ?子供達の服用意しといてね」

「おう、今ロマーリオ達に買いに行ってもらってるぜ?終わったら学校に行くから」

「そう。なら僕は行くよ」

「ママ!いってらっしゃい!」

「いってらっちゃい」





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