ここは並盛中応接室。
いきなり現れたかと思いきや、抵抗する間もなくソファに押し倒される。
目の前には…憎らしいくらい整った顔でじっとこちらを見つめている六道骸。
「あなた…何でここに?囚われてるんじゃなかったの?」
「クフフ…あなたに会うために輪廻の果てより舞い戻って来たとでもいいましょうか」
「ふざけないで」
一発殴ってやろうと、押さえつけられた両手に力を入れてみるがビクともしない。
「相変わらずつれないですね…僕に会いたかったでしょう?」
「ワオ、君よくわかってるね。僕は君をかみ殺したくて仕方がなかったよ」
「はぁ…そうじゃなくってですね――」
「それ以外に何が―――んっ!」
一瞬骸の顔が近くなったと思ったら、自分の唇に温かいものが触れる。
驚いてつい口を開いてしまったことを、骸は見逃さなかった。
瞬間にやつの舌が入ってくる…――。
「んっんむっ…!ふっ…っ」
少し抵抗してみると、めずらしくすぐに解放される。
息を整えながらもキッと骸を睨みつける。
「はぁはぁ…っ、ちょっとあなた――っ!」
「雲雀くん、僕に会いたかったでしょ?」
「だから違うってば――っ!」
「恭弥くん?」
「…っ!」
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