Gintoki*Hizikata×Okita

ハラハラ結婚式!?
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「で…この状況どうするんですかィ?土方さん」

「あぁ?そうだな…つってもこの格好で外出歩くのも…」






自分はまだいいが、女物の着物を纏っている総悟を外に出すのは気が引けた

普通に考えたらの答えだが第一こんな総悟の姿を他の人間に見られるのが嫌だ







「(って…何考えてんだ俺//)」

「もういいじゃないですか…出ましょうよ?」






一人で悶々と考えているといつの間にか部屋のドアノブに手をかけている総悟





「狽ネっ!ちょっ総悟っ待てって――っ!」

「はいはい…何ですかィ?土方さん…―――」






ガチャッ








「総一く――ん!!(抱」

「わっ」

「狽なっ!?」






目の前で総悟に抱きついていたのは銀髪の天パ…否、万事屋の坂田銀時だった

総悟の頬にスリスリと自分の頬を擦り付けてやがる

それを見てカッとなるとツカツカと総悟の元へ歩いていった







「あっれ〜?大串君じゃん!なかなか似合ってるね〜それ」

「黙れこの天パ野郎…てか総悟から離れろ」

「えぇ〜!別にいいじゃんねぇ?総一君!」

「総悟です」

「よくねぇ!とにかく離れやがれ!総悟に触んな!」







銀時から総悟を引き剥がすと隠すように自分の後ろに隠す土方







「おいコラ万事屋…これはお前の仕業か」

「ん?馬鹿言うなよ、こんな事する訳ねぇしやるんだったら総一君だけにするっての」

「総悟です」

「トシーっ!総悟ーっ!」







バンッ!と勢いよく入ってきたのは近藤さん…他隊士達

何故か近藤さんは涙目で総悟に抱きついている







「総悟ぉぉぉ!こんなに綺麗になってぇぇ!幸せになれよ!」

「近藤さん…言ってる意味が全然わかりやせんぜィ」

「おい近藤さん!こりゃ一体どういうことなんだ!」

「ん?あれ…お前等知らんのか?おい山崎!こいつらに知らせてないのか?」

「へ?いやちゃんと文書にして置いといた筈ですが――――」







山崎の視線の先を見てみると大きな鏡の前に一枚の文書が置いてあった

しかもとても小さい紙切れにとても簡潔に(といっても一言)書かれている







「ほら」

「おぉ〜何だちゃんと置いてあるじゃないか!」

「こんなんでわかるかぁぁぁぁ!」








*************




「はっ?松平のとっつぁんが?」

「おぉ…何でも幕府のお偉いさんの結婚式だったみたいなんだが事情があるのか新婦が出ないと言い切ってるらしくて…かと言って呼んでるのは幕府の上層部ではい無理ですって訳にもいかねぇだろ?だから見繕えってことだ」

「無茶苦茶じゃねぇか!」

「で、何で新郎が土方さんで新婦が俺なんですかィ?」

「いやぁ俺とお妙さんがよかったんだがなvVなんせ屯所内で見繕うんだったらお前等だろ!」

「俺らはエキストラで呼ばれただけ、なんせ飯出るっていうからよ?」

「お邪魔しまーす」

「サド王子の結婚式なんかホントは見たくないアル!けど飯のためネ」

「そらどーも」







ということで松平のとっつぁんの面子をたてるということでこんな事態になってしまったらしい

まぁその新婦が無責任ってのはあからさまだが……
そして渋々仮結婚式をすることになってしまった







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