短いおはなし
□お兄さんと(俺の)恋人 2
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「いってぇ〜…」
昨日の晩、それはそれは激しく愛されてしまい、獄寺の身体はボロボロだった。
「痛ぇんだよ、この体力バカ」
「ハハッ、昨日は頑張りすぎたのな〜」
痛む腰を押さえ、獄寺は山本を睨む。
不機嫌極まりない獄寺に比べ、山本は至極幸せそうだ。
「…ったく…、おかげで身体は思うように動かないしよ……ッッ!?」
突然、足元がふらつき身体をよろめかせる。
倒れそうになった獄寺を、抱き抱えるように後ろから了平が支えた。
「大丈夫か?」
「し、芝生頭!!」
了平の顔を見た途端、獄寺はボンッと顔を赤くする。
「なっ、なな何触ってやがるっ早く離れろ!」
「コラ、そんな言い方をするな。お前を心配してるんだからな」
真面目な顔の了平に諭されて、うっ…と口をつぐむ。
「……わかったよ」
しぶしぶ頷く獄寺を見ながら、山本は朗らかに笑った。
「ハハッ、…ずいぶん素直なのな」
お兄さんと(俺の)恋人 2
「獄寺、今日はどんなプレイがいい?」
「は、はぁ?(てかヤるのは決定かよ!?)」