DREAM×DREAM

□黒い羽の天使
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綺麗な華には刺がある。

と良く人はいうけれど…

僕はそうは思わない。


そんなこと言ったら、
天使だって黒い羽だったりしそうでしょ?


…あ、そういうのは堕天使っていうんだっけ?


腹黒の人だって、絶対純粋だと僕は思うんだ。





『黒い羽の天使』


ここはプラントにある、ある高校。
プラント1位の進学率で、入試倍率もかなり高い。
今年はなんと、5.58倍であった。
そんな高校が今回の舞台……。



「ラ、ラクス・クラインさんっ!!」


「???」


「お、おおお俺っ!!1年のヨウラン・ケントと言いますっ!!」


「…はぁ」


「入学したことから好きでしたっ!!付き合ってくださいっ!!」


「…入学して、まだ半年も経ってないのに、良く告白なんてする気になりますわね」


「………え?」


ラクスと呼ばれた少女はにっこりとやわらかく笑い、………そして。


「お断りします。私、年下には興味ないので。…それに、一目惚れなんて一番嫌な惚れ方だわ。これから恋をするときは、もっとゆっくり相手を見なさいな」



























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