ANYTHING STORY2
□FIRST DREAM
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僕がいた。
君がいた。
他には誰もいない。
2人きりで。
腰に手を回して。
寄り添って。
そして空を見上げて。
とても平和な時間が流れてて。
心がとっても温かくて。
つい、言いたい言葉が出てこなくて。
君は、心配して僕の顔を覗き込む。
近いから、君の唇が近くにあって。
僕はそっと君の唇に、自分の唇を重ねる。
そして、そのまま君を抱きしめて。
君の温もりを感じていて。
もう一度唇を重ねようとした時。
目が覚めた。
これが、僕の初夢だった。
『FIRST DREAM』
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