よろず部屋

□『ハイキュー!!』版思い付き一発芸
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【第92話『動と静』のあのシーンより】


「おーい、誰か、山口起こせー」

「あ、ハイ、僕します」

「頼むな〜」

「ハイ」

「………………」

「?……………」

「「……………?」」

「「「?…………?」」」

「………………」

「………月島、山口、起こしてくれるんじゃ無かったのか…?」

「あ、ハイ、今起こします」

「嘘吐けぇ!お前、ジッと山口見てるだけじゃねぇか!!」

「いや、まあ、落ち着け。…ところで月島、非常に…ひっじょうに、訊きたくないんだが、お前、何してんの?」

「…?、見て判りませんか?」

「いや、お前が寝ている山口に覆い被さってるのは判る。ついでに言うと、お前のタッパでそれやると、(例え相手が180cm近くある男子高校生だとしても)絵面が物スゴく犯罪っぽくなるのも判った」

「僕と云う檻に閉じ込められてる事にも気付かず、無防備に眠り扱ける山口を堪能してます」

「やっぱ、訊くんじゃなかった!!」

「ふふ、暢気に涎なんか垂らしちゃって」

「大地さん、怖い!コイツ真顔です。目がマジです!怖い!!」

「(ヒソ)…なあ、厨二病って感染るものなのか…?」

「(ヒソ)何で?」

「(ヒソ)だって月島、ここんトコずっと一緒に練習してるだろ」

「(ヒソ)…ああ、音駒の…」

「いや、うん、月島の場合は、さ」

「ん…ぅ、んん、ん〜〜」

「チッ」

「んん、…あ、ツッキー、オハヨー」

「オハヨーじゃないでしょ。何、一年生の身分で最後迄寝扱けてる訳?結構図太いよね、お前」

「え…?あ!うわわわわっ!!スミマセン!!主将!!スミマセン!!先輩!!って、ツッキー?何で俺の上に居るの?」

「お前がいつまでも寝てるから、僕が起こすよう言われたんだよ、澤村さんに」

「え…っ!?」

「「「(いや、事実と違うし!!)」」」

「え!?そうなの?ゴメン、ツッキー!!」

「起きたんならさっさと顔洗いに行けば?涎の跡、くっきりと残っててみっともなさすぎ」

「うん、ゴメンね、ツッキー」

「「………(ヒソ)スガさん…」」

「ん?」

「……月島のアレって、もしかしてデレ…」

「デレツン?」

「…何て云うか、業が深いよな、月島は」

「…デレツン…」

「俺、初めて見たかも……」











「………………」

「って、そこ!影山!自分で作った檻っての、日向にやってみたいとか思わない!!」

「!!」


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