文(OO:刹那受)

□海に映る宙の青(訂正済)
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act1


「ちょっと待って下さい、スメラギさん…。彼はまだ子供ですよ?」

二年前。
刹那が初めてマイスター達と顔を合わせた時にアレルヤから発せられた言葉。

おそらくはトレミーのクルー全員がそう感じただろう、明らかに幼さを残す容姿。

実戦までにシュミレーションをこなすとはいえ、仮にも戦場の第一線で戦う事になる以上は命がけで、同時に命を奪う事にもなる。

…構わない。
誰かがどう思おうと俺はガンダムに乗る。

これから乗り込む事になる『GN001』…エクシアに刹那が視線を向けたその時。
耳に届いた第一声。

「いいじゃねぇか」

刹那は「年齢なんて関係ない」と言い放つその声に、引き寄せられる様に声の主を見る。


「…アンタは?」

「コードネームはロックオン・ストラトス」


ロックオン…
ストラトス…


刹那はその名前と容姿を確認するように、頭の中で復唱した。



「お前もガンダムで世界を変えたいんだろ?」

「ああ」



『俺もだよ、刹那』


ロックオンの声から掛けられた自らのコードネーム。


『刹那』


まだ違和感のあった新しい名前が…素直に受け入れられた瞬間だった。






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