文(OO:刹那受)
□桜の木の下で(拍手文)
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桜の木の下で…
春の陽気に誘われて、ロックオンは花の咲き乱れる公園へと刹那を連れ出した。
桜の木の下に腰を下ろした2人は、ゆったりとした時間の流れを楽しむように青空に浮かぶ雲の流れを見上げる。
「ふぁあ〜ぁ…。もうすっかり春だだよなぁ…刹那。のどかと言うか何というか…いい季節だよなぁ…」
「ああ…。ぁふ…」
僅かに丘のようになっている芝生の上に植えられている大きな桜の木は、七分咲といったどころだろうか…。
小鳥のさえずりやポカポカと暖かい陽気は眠気を誘うのか、ロックオンはは大きな欠伸を一つ。
刹那もまたつられたのか小さな欠伸をかみ殺した。
……同時に空腹を知らせる小さな音も一つ。
とっさに刹那はしまったと言うような表情を浮かべ、ロックオンは一瞬の間の後でプ…ッと笑いを吹き出し。
「………」
「あっはは!そういや朝食食まだだったんだよな?ティエリアとアレルヤが後から来るけど、先につまみ食いでもすっかぁ…俺も腹減ったし?」
ロックオンはそう言うなり、此処に来る途中ファーストフード店で買った昼食の中からプレーンのホットドックとフライドポテト、バニラシェイクを取り出す。