アリスと世界
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「あ…あれ??」
この城の主(?)、ビバルディに呼ばれて来てみれば。
そこには可愛いものから綺麗な美しいものまでズラリと揃う、着物の軍団。
「び…ビバルディ??」
「おぉ…来たね」
私の姿を発見してとても嬉しそうに駆けよってくる。
「この着物、わらわがアリスのために仕立てたものだよ」
と、着物軍団で埋めつくされた部屋をぐるりと見回す
「こ…これ、全部ビバルディが??」
目が白黒しているだろう私に、ビバルディの白くて細い、きれいな指が頬をつたう。
「そう。さぁ、ひな祭りをしよう…」
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