連載外広場
□天上天下唯我独尊日記
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○月×日
散歩をしていたら、草むらから突然フシギダネに体当たりされた。
なぜだ。
即席の言葉カード(葉っぱ製)で話を聞くと、どうやら元々は新人トレーナーの手持ちだったのがロコンとコダックを捕まえた後に『草ポケ弱えーしやっぱいらねー』と捨てられたそうな。
ちなみに体当たりは唯のヘルプだったそうな。
男泣きで悔しがるフシギダネを宥めつつ、俺はまだ近くにいた元トレーナーを探し当て、フシギダネ一匹で以てバトルを仕掛けた。
当然勝った。さすが俺。
元トレーナーは信じらんねえって全身で叫んでた。ざまあ。
数千円を巻き上げて歩き出すと、不意にフシギダネが足にしがみついてきた。
「戻ってきてくれオレが悪かった!」とか叫ぶ元トレーナーも付いてきた。
そんなオマケいらねえ。
重かったのでトレーナーの方はマイ手持ちの(と言っても一匹しかいないが)クロバットで吹き飛ばした。
スピアーの巣の方に飛んでいったが、炎ポケいるしまあ大丈夫だろう。
そしてフシギダネが仲間にしてくれと言い出した。
俺に付いてきたいらしい。
物好きだとは思うが断わる理由もないので仲間にした。
忙しい日だった。
<フシギダネ>
ダネッダネ、ダーネ!ダネ!
訳:この人サイコーだぜ!元ご主人を吹っ飛ばしたとき痺れたぜ!おいらこの人についていくぜ!