02/20の日記

13:11
お決まりの台詞で君を殺す
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ヒソカ



暗いくらい部屋。
君のために買った、部屋。
ボクが君に会うときは、必ずこの場所だ。なぜって、君はここで生きるんだから。ここでしか、生きられないから。
でも、ボクが強要してるんじゃない。
そうだろう?
だってほら、頑丈な扉だけれど、君にはいつも鍵を渡してる。逃げようと思えば逃げれるだろう?
逃げたって良いんだ。ボクから。止めたりはしない。
すべて、君の自由だ。
君の思うように、すればいい。


「…─ヒ、ソカ……」


白すぎる肌。細すぎる腕。
痩けた頬。

誰が君をこんな風に変えた?


「君を、愛してる」


愛してる。
そう言えばほほえんでくれるはずの君は、どこへ消えた?

確かに存在してたのに。



お決まりの台詞で君を殺す
(毒されていく、君もボクも)



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水葬さま
タイトルお借りしました

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