禁書CP3
□Magic of holy night
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当麻の言葉にインデックスは首を横に振った。
「行為義認っていうのは、行為を行う事によって義を認められる事を言うの。義を認められる、すなわち、神に認められるって事だね。神に認められた者は最後の審判から救われる。救いは神の力。」
「・・・神の力・・・?」
「ここでは魔力の事だね。」
「つまり、どういう事なんだ?」
それだけの説明では当麻は理解できなかったようで、さらに当麻は尋ねる。
「魔術も何も分からないとうまでも分かりやすく言うと、義を認められる行為を行った者に魔力を与える魔術なの。対象者の生命力のごく一部を魔力に変えるんだよ。」
「だけど、学園都市で魔力をもらったって、使える奴なんて一人もいないぞ?」
超能力者には魔術を使う事ができない。いや、やろうと思えばできない事もないが、副作用が発生してしまうのだ。
なので、魔力は学園都市にとっては一番不要なものだ。
「うん、だから必要のない魔力は溜まっていく。もし、その魔力を回収できる魔術があったとしたら?」
そのインデックスの言葉に当麻はハッとする。
「そうやって、大量の魔力を集めようっていうのかよ!」
「・・・その魔力を使って何をするかは分からないが、学園都市に侵入してくるやからだからね。」
ステイルが煙草を投げ捨てながら、言う。
煙草は地面に着く前に燃え尽き、灰となって空を舞った。
「善い事はしないだろうね。」