禁書CP3

□Magic of holy night
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「商店街周辺に、そのポスターはあるって事か!」

「そう言う事だね。」


当麻の言葉にステイルが頷いた。


「じゃあ、皆はあの魔術師を探してほしいかも。わたしはポスターを探してくるから!」

「はぁ!?」


インデックスの言葉に当麻は声を上げた。
他の2人も、声は上げなかったものの、驚きで目を見開いている。
しかし、すぐに皆厳しいかをし、インデックスを見た。


「理由はあるよ。」


インデックスは何か言われると自分でも分かったのだろう。
先手を打って、そう言った。


「生命力を魔力に変える事はとっても繊細なんだよ。当麻が正しい手順で壊さずに、幻想殺しで一気に壊したりすると、何が起こるか分からないかも。それはステイルの炎や神裂の刀も同じ。下手をして、暴走させて範囲内の全ての生命力を魔力に変換しかねないかも!」


インデックスは真剣な目でそう訴えた。
結界を解除する正しい手順はインデックスしか知らない。
インデックスが自らやると言っているのだから、その手順は教わって簡単にできるものじゃないのだろう。


「・・・仕方がないですね。」


神裂がにっこりと笑って、少しだけため息をついた。


「では、お供しましょう。」

「え!?」


その言葉に、今度はインデックスが目を見開く。


「術式を壊されると分かったら、相手は必ず妨害に来るでしょう。ですから、あなたは私が守ります。」

「・・・・うん!」


インデックスは嬉しそうに満面の笑みで頷いた。
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