禁書CP3
□Magic of holy night
2ページ/5ページ
「商店街周辺に、そのポスターはあるって事か!」
「そう言う事だね。」
当麻の言葉にステイルが頷いた。
「じゃあ、皆はあの魔術師を探してほしいかも。わたしはポスターを探してくるから!」
「はぁ!?」
インデックスの言葉に当麻は声を上げた。
他の2人も、声は上げなかったものの、驚きで目を見開いている。
しかし、すぐに皆厳しいかをし、インデックスを見た。
「理由はあるよ。」
インデックスは何か言われると自分でも分かったのだろう。
先手を打って、そう言った。
「生命力を魔力に変える事はとっても繊細なんだよ。当麻が正しい手順で壊さずに、幻想殺しで一気に壊したりすると、何が起こるか分からないかも。それはステイルの炎や神裂の刀も同じ。下手をして、暴走させて範囲内の全ての生命力を魔力に変換しかねないかも!」
インデックスは真剣な目でそう訴えた。
結界を解除する正しい手順はインデックスしか知らない。
インデックスが自らやると言っているのだから、その手順は教わって簡単にできるものじゃないのだろう。
「・・・仕方がないですね。」
神裂がにっこりと笑って、少しだけため息をついた。
「では、お供しましょう。」
「え!?」
その言葉に、今度はインデックスが目を見開く。
「術式を壊されると分かったら、相手は必ず妨害に来るでしょう。ですから、あなたは私が守ります。」
「・・・・うん!」
インデックスは嬉しそうに満面の笑みで頷いた。