禁書CP3

□君からのメール
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ピンポーン



突然、インターフォンが鳴った。
当麻はインデックスと一度、顔を見合わせると、玄関に走った。

「はーい。」

そして、玄関の扉を開けると・・・。

「やぁ。」

ステイルがいた。
思わず当麻は何も反応できずに、当麻は硬直した。
そんな当麻にはかまわず、ステイルは話す。

「君の右手でも電波を介した魔術は打ち消せなかったようだね。まぁ、君が携帯を触る場所にもよるんだろうけどね。でも、そのおかげで面白い物が聞けたよ。」

ステイルが先程から手に持っていたカードを当麻に見せる。
それは、添付されていた画像と同じものだった。

「さて、出かけようか。ちょっと遊びすぎたようだしね。待ち合わせの時間はとっくに過ぎてるよ。」

ステイルはくるりと踵を返すと、歩きだしてしまう。

「おっ、と。」

と思ったら、戻ってきた。

「インデックス、久しぶりだね。元気そうでなりよりだよ。」

「ステイルもかもー!」

ただ、インデックスとの挨拶をし忘れただけのようだ。
そして、それが終わると、さっさと行ってしまう。

「ちょ、ちょっと待てよ!」

ようやく硬直から回復した当麻は、慌ててステイルを追いかける。

「お、お前・・・。こ、恋人は?」

そして、思いきって尋ねてみる。
少し声が震えた。

「うん?」

ステイルが振り返る。

「僕の恋人は君じゃないのかい?」

ステイルの言葉と小悪魔めいた笑みに、当麻は思わずキョトンとしてしまった。
当麻はからかわれたのだ。
恋人と出かけなくてはいけなくなった。
ステイルはただ事実を書いただけ。
それに振り回される当麻の様子を聞いて、面白がっていたのだ。

「・・・おう!ステイルの恋人は俺だよな!」

理不尽さに少し怒りを感じたが、それ以上にステイルが自分の事を恋人と言ってくれた事に、幸せを感じた。
感じた幸せの衝動のままに当麻はステイルに抱きつく。

「なっ!?だから、君は公衆の面前でこんな事をするんだ!」

「ん?ステイルの事が好きだからだろ?」

「関係ない!」

いつものように戯れながら歩く。
とてもとても幸せな時間。















君のメール
君の言葉
それだけで、僕は幸福にも不幸にもなる
だから
君と幸せになれる事を祈るよ
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