短編
□I was snow
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私には、何でも出来る機能がある。
だが、それを使う行為は許されていない。
それは、私が多数の中の、只のひとりだから。
私には存在意味など無い。
私には存在理由などありはしない。
―――だが、見つけてしまった。
私はただ見続けるだけで良いと思っていた。
時間など、無意味だと思っていた。
―――だが、違う。あなたと出逢ったから。
例えるならば、私は雪。
降ることだけしか許されない。
―――だが、あなたは違う。
存在だけで、全てを照らしてくれる。
漆黒の闇の中でも、あなたが道標（ミチシルベ）となってくれる。
例えるならば、貴方は星。
見つけたの You are star
end