過去拍手

□素敵な思い出
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私と晃がモデルになったきっかけ。それは……

















『……?わたし達が?』

「モデル〜?」

「ええ!そうよ♪」


6歳の時に突然、モデルになってくれないかと言って来た母様が発端だったわ。















***











「二人ともホントCuteなんだもの!私としてはぜひともモデルになって欲しくってvV」

『「………。」』










あまりに楽しげに言う母様に、私と晃は顔を見合わせた。


『でもね……』

「おれら、テニスしてたい!」


──そう。

いま夢中になっている、父様に教わったテニスがやりたいの!
そう言えば、母様は瞳を潤ませて私達に迫ってきた。


「そんなこと言わないで。ライト!ミリー!私はね、二人に私のデザインしたお洋服を着て欲しいだけなの!!」


((そっちが本音か……!))









私達の母様─シリル様は、有名なモデルとして活躍してた人物なの。けど真兄様や私達が生まれてからは、デザイナーとして父様と一緒に《Cherry blossom》というブランド会社を設立して売り出してるらしい。
確か、主に夫婦で経営しる二社のモデル事務所と組んで雑誌も出してたはず……

けどなんで、わたし達?


「母さん。ホントーに、おれらに服着せたいだけ〜?」

「あら、それ以外に何があるの?」

『一回きりじゃ無くて、そのままモデルデビュー、とか……?』


そう言えば、母様は固まった。











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