N○ MUSIC, N○ LIFE!!

□第二話 【本気】
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「…」


雄志の言葉を遮るかのように入ってきた、整った顔の無言のままの少年。

驚いた様子の雄志。

顔をどこか赤く染める姫。



教室内には3つの影と沈黙だけが存在していた。


そしてその沈黙を破ったのは−


「どしたの? 帝千」


帝千と呼ばれた非常に整った顔を持つ少年は呼びかけられても無言のまま。

その整った顔は彼が今、不機嫌ということを物語っている。



「…ι」


機嫌の悪い自分の友人に半ば呆れかけの雄志は仕方ないと言った表情で、姫との会話を続けようとした。



「姫、さっきのことだけど…」





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