COLORS

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…ん、あれから○○の寝顔見てたら一緒に寝ちゃってたね。
まだ暗いな…今、何時だろう?
ま、何時でもいいか…。
○○を抱き寄せて、再び眠りについた。


***************

「はじめまして、森沢○○です」
「はたけカカシです。よろしくね」
「…手離してもらえますか?」
「あ、ごめんね。手、小さいねェ、大丈夫?」

第一印象。小さい。
…さすが、暗部で諜報員もやってたってだけあるねェ。
顔綺麗だし、その辺にいる女じゃ出せない色気あるし。


眩暈がする。


今度オレたちの担当になる下忍はうずまきナルト、うちはサスケ、春野サクラ。
「九尾」と「うちはの生き残り」か。
心配なのは分かるけど三代目…。
お目付け役も兼ねてるとはいえ、暗部から抜けてすぐの子を付けるなんてあからさまに警戒してるじゃないの。
綺麗な子と組めるなら役得だからいいけどね。

「明日からオレたち先生なんだねェ。ねぇちょっとオレの事「カカシ先生」って呼んでくれない?」
「イヤです」
「○○ちゃん、そんな冷たくされるとオレやる気無くなっちゃうんだけど。」
「貴方のやる気はどうでもいいです。それより明日から担当するガ…下忍の情報は頭に入れてるんですか?」
「今「ガキ」って言おうとしたよね?」
「………」

なんかいい…!可愛い!

「本日はお顔合わせだけと聞いていますので、私はこれで失礼致します。お疲れ様でした」
「え、帰るの!?」


**************

「カカシさん、何うなだれてんスか」
「なぁんだ、ゲンマか…」
「なんだとはなんスか。」

サラっと逃げられちゃったからなぁ。残念。

「そういえばカカシさん、今年の下忍大変そうですね。」
「ああ、まあね。でも、オレのやり方変えるつもりはないよ。いくらアカデミーで成績良くてもね」
「下忍たちにとってはカカシさんが一つ目の壁って所ですかね。可哀想に」

大事な事だよ。どんなに個人プレーが上手くてもチームの和を乱すような奴はチームに必要ない。
一人で勝てる相手なんて、たかが知れてるんだから。
それに、あの二人は色々としがらみが多い。
いつ、どんな敵に出会すか分からないからこそ、今からちゃんと出来るようになってもらわないとね。

「あ、カカシさんと組む奴と会いました?」
「ん、会ったよ。」
「綺麗な子だったでしょう?ちょっとSっ気ありそう所がまたイイですよね!」
「ゲンマ、知ってるの?」

え、なに?
○○ちゃんとゲンマ仲良いの?

「会ったら話すぐらいですけど。」
「へぇ〜」
「こっちはこっちで恋愛の相手にすると大変そうですよね〜。ファンが多いから」
「あ、そうなの?」

まあ、あれだけの美人だとねェ。
早いとこ唾付けとかないと、持っていかれちゃうかな?

さて、どうやってお硬そうなあの牙城を崩していこうかな?


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