COLORS

02
1ページ/2ページ

ん…眩しい。
しかもなんかあったかい。


目を少し開いてみると目の前にカカシの顔。



-episode 02-




そうか…。
昨夜はあれからご飯食べて、いつもよりちょっと長くお風呂に入って、寝たかったのにカカシに付き合わされて深夜まで眠れなかった。
何にってそれは、ねぇ?


「お風呂入ろ」


まだ寝ているカカシを起こさないようにベッドから抜け出す。


「!…翔(かける)も入る?」
「キィ」


翔は私の忍鳥。
通常は木ノ葉の忍鳥として預けている。
木ノ葉で最速と言われる『鷹丸』の次に速い(らしい)。
私が単独の任務だとか、マンセルでの長期任務の時は連れていく大事な相棒。


「翔は昨日お風呂入ってないからね〜。泥だらけ!」
「キィ」


小さい時からどこに行くにも一緒だったから鳥だけど水浴びするの好きなんだよね。
頭に翔を乗せて肩まで浸かると一気に疲れが飛んだ気がする。
やっぱり人間たまにはお湯に浸からなきゃダメなんだよ!


今日一日休みだし長期任務で何も無い我が家の必需品を買いに行こうかな。
翔のご飯とトイレットペーパーとティッシュはあったな。
あ!忍服!
もう泥とか埃で汚いから凪んとこに買いに行こう。
あとは食材だなー。
肉と米と野菜と…ん?野菜って何買えばいいんだろ。


「う…逆上せる…」


カカシ起きてるかな?
起きてなきゃそれはそれでいいんだけど。




次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ