BLEACH
□世界で一番好きなモノ
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俺の彼女の朝日奈○○は今期、十三番隊六席から十番隊三席への昇進で移隊してきた。
サボり魔の松本の分まで、よく働き気が利く優しい綺麗な女だ。
一見完璧な彼女だがいくつか問題点がある。
その問題点が俺にとって大きな悩みの種になっている。
「ったく…一体どこまで行ってんだ。また群がられてんじゃねーだろうな」
○○は鈍感極まりない。
相手が自分に好意を持っている事に全く気づかないι
それに頭の中のネジがいくつか取れてるな…ちょっと変わってるι
でもそんな所もアイツの魅力に変わりない訳で、だからよく野郎共に群がられている。
ホラ、女って色恋沙汰の話好きだろ?
だから○○が誰かに話せば付き合っている事が知れ渡るのに、そう時間はかからないだろうと思っていたのに付き合ってんの本当に隠してんだろうな?
まぁ…誰からもそんな事聞かれないのをみると口外してないみたいだが。
俺は他人に自分の色恋の話をする方じゃねぇし。
だいたいそんなの触れ回れば松本辺りが食い付いてきて、毎日毎日飽きもしねぇでからかって来る筈だしな。
半年経つが恐らく十三隊の誰も知らないだろう俺と○○の間だけに存在する真実。
○○は『俺の女だ』って一言言えたら楽なんだろうな…。
つーかアイツマジでどこまで行ってんだ!?
もうここ出てから一時間だぞ!?
さ…探しに行く、か?