短編
□その眼に映るは
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最近、ルークの様子がおかしい。
俺に隠れてこそこそと、話をしているようだ。
相手は誰かって?
……まだ、自分に遠い人物ならこんなに目に付かなかっただろうに。
ほら、今日もだ。
いつも俺の隣にいる筈のルークは、いつのまにか俺の傍を離れて目の届かないところにいる。
探し当ててみれば、いつもその目線の先には青い軍服が映る。
一体、何を話しているのか。
気になるといえば気になるが、盗み聞きのようなことをする気もない。
そんなことがもう1カ月も続いた。
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