「おい・・淳子、朝だ!起きろ」



今日は家に誰もいない、当然起こすのは恋人のベジータなのだが・・・



「いやぁ・・・無理だし・・・まだ・・ね・・・るの」



こんなやり取りを、30分くらい続けていると・・・流石のベジータもお怒りモードに・・・


「いい加減しろ!いつまで寝ているんだ!時計をよく見てみろ!」



ベジータの指指す方には、時計があった



「そんなこと言っても・・・眠いのぉ・・・・ベジィ・・・・タ」



淳子が時計を見ると、時計の針が12時を指していた



淳子が両手を上げベジータを呼んだ



「何だ?」



淳子の伸ばされた手を見つめ、ベジータがベッドに腰をおろすと



「ベジータ」



ベジータの脚に頭をのせ、ギュウッと抱きつき、眠ろうとした



「全く・・・・寝起きの悪い奴だ・・・今日は二人きりだと言うのに・・」



ベジータは、淳子の頭を撫でながらそう漏らした



膝に頭をのせ、ベジータに撫でられながら眠りに付き、1時間がたった



「ベジータ・・・おはよ!」



「起きたのか?」



「・・・・うん」



淳子は、目を擦りながら頷いた



「相変わらず、寝起きが悪いな・・・」



「うるさいわよ!」



「全く、可愛いげのない奴だ・・・」



「だって、ベジータが悪いんだからね!」



「まぁいい、それより、今日は出掛けると言ってなかったか?」




ベジータにそう言われ、淳子は、慌てて用意をしだした




「クスっまったく・・騒がしい奴だ・・・」




ベジータと淳子は、サタンシティーに行くと、街中綺麗なイルミネーションで彩られている



誰もいない大きなツリーの前で、2人の足はとまった



「ねぇ、ベジータ・・・綺麗だね・・」



「ああ・・綺麗だな」



「うん!・・・濁りがない透き通った綺麗なBlueだね・・」



ベジータは、ツリーを見上げそう言う淳子を後から抱きしめた



「淳子・・・愛している・・」



後から抱きしめたまま、淳子の右手の薬指に指輪をはめた



「Merry Christmas 淳子」










貴方がくれた指輪は・・・



このIlluminationみたく



綺麗に透き通った



sapphireのRing





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