LOVE☆LOVE

□LOVE☆LOVE
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―金曜日





「ただいま…」





学校から帰ってきても
もちろん誰もいない


ヒロはもう出かけたのかな




ヴ―ヴ―



……着信 優人


なんだろう

「はい」


「あ〜…バカ女か?」




…この声






「尚斗…



すぐ分かる。 このムカつく声




「あんた 何で優人の
携帯からかけてんのよ!!」



「あ〜 充電し忘れててさ…コイツの借りてんだ」


充電しとけよ!



「で!何なのよ!!」



「今日さ〜 優人と夕飯済ませるからさ〜
んで 優人ん家に泊まってくわ〜」



いちいち語尾を伸ばしやがって…




「お前も一人のほうが良いだろ?俺だってお前と2人きりなんか嫌だしさ」


「あったりまえのこと
言うんじゃないわよ!!
一生帰ってくんな!
バーカ!!!」





ピッ












……ヒロたち
早く帰ってこないかな




そう あたしは
怖がりやさんなんです(泣)



「あっ… 夕飯どうしようかな…」


めんどくさいからカップラーメンで良いか♪

























[ごめんねごめんね〜]

[ギャハハハハ]





テレビもつまんないな…

家って…こんなに
寂しかったっけ?






一度 テレビを消してみた









…………。






慌ててテレビをつける





どどどどうしよ…
怖くなってきちゃった!



涙目で家中の電気をつける


2階まで行って
部屋の電気をつけ
風呂場の電気をつけ
トイレの電気をつけ
台所の電気をつけ……






家にある テレビ、ラジオを全部つけた








「…ふぅっ…
これで安心ねっ♪」




バンッ!!











いきなり真っ暗になった








「ぎゃああああ!(泣)
なになになに!?(涙)
何で消えたの〜〜!?」




テレビも消えて、家中
真っ暗で静かになった




















て…停電だ!!!












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