幸せの欠片

□幸せの欠片〜5〜
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コンコン…






「お姉ちゃ〜ん?
お母さんがリンゴ切ったんだけどいるー?」




ドアの向こうから
早百合の声がする





「…今はいらない」




そう言うと早百合は
トントン…と階段を降りていった









昼間の出来事を思い出すと顔から火がふいたみたいに熱くなる




「…あたし…早瀬とぉ〜…」



…キスしました(°Д°)

そして抱きついちゃいました





ボフッ


枕に顔を埋める




「明日…学校で
早瀬とどんな顔して話せば良いんだよー…」





























「おーっす!!
早川ちゅあ〜っん!!」


玄関で靴を履き替えているとお調子者が挨拶を
してきた。




「あ、おはよ…」



苦笑いで挨拶をする






「……ぉはよ」


お調子者の後ろから声がした



スッと顔を出したのは
やっぱり早瀬






「…あっ……
おぉ…はよーござイマス!」


「…フッ…なんで敬語なんだよ、アホ」




爽やかに大人っぽく笑う




「あれれー??
早川ちゃんと輝、なんかあったの?」


「なっ…なにっ…
なにもナイヨ!!!!」



ブンブンと頭をふる






「…昨日、キスしたんだよ
早川と」










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