Ｄｅａｒ ｌｏｖｅ
□Dear love １
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｢ここは期末テスト出るからな〜 勉強しとけ｣
夏
ウﾞー… ウﾞー…
授業中 メールがいきなりきたから慌てて携帯を開く
…良かった 先生 気付いてない…
私は静かにメールを開く
嵐…｡
[香奈？明日の夏祭り
何時にする？ 嵐]
私は少し考えて返事を打つ
[６:３０に神社の前！]
２､３分して ｢ＯＫ｣っていう返信が来た
｢そっか〜… 明日ついに
嵐くんに会うんだ
｣
同じクラスの優花が言った
｢うん｣
私は笑顔でこたえた
｢嵐くんとメル友歴 どれぐらいだっけ？｣
｢３ヵ月ぐらいかなぁ｣
この春の入学式のこと
｢(…あれ…？)｣
私は鞄の中を探した
｢(…やっぱり無い…)｣
探し物は 携帯｡
｢何か探し物？｣
振り向くと女の子がいた
｢あたし 藍田優花っていうのえっと…｣
｢あ 高木香奈です｣
｢香奈ねっ
よろしくね〜ところで…何探してるの?｣
｢あ〜… 携帯… 入学式のとき､体育館に忘れてきちゃったも…｣
｢あ〜 そっかぁ… じゃあ体育館までついていってあげるよ行こ｣
｢ありがとぉ〜(泣)｣
｢…あれ？｣
｢さっき香奈が座ってた椅子ここだよね？｣
｢うん… 無い…｣
｢誰かが持っていっちゃったとか…｣
｢え〜(泣)
｣
｢とりあえず教室戻ろっか｣
｢うん ありがとう ついてきてくれて
｣
｢い〜え
｣
…優花… 良い子だ
良かった… 友達ができて
.