Dear love

□Dear love 2
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初めて嵐に会ったあの日から1週間が過ぎた


屋上で嵐が言った言葉が
頭から離れない…





“お前も俺を外見で判断するようなやつかよ”





…意味分かんないよ






中身が良いわけ?

性格が良いわけ?





…知らないよ そんなの
















でも


















私は 本当の嵐を知らない



メールや電話での嵐しか
知らない







優花から聞いた噂…





それも本人から


嵐から聞いたわけじゃない






見た目で、噂で

決めつけていたのかもしれない
























[放課後 図書室に来て
香奈]























放課後





窓のそばでボーッとしてた



嵐を待ってた




外からはサッカー部が
練習をする声が聞こえる





図書室には珍しく
誰もいなくて…





どれぐらい待ったのかな






ガラッ








ドアが開いた音がした









足音が私に近付いてくる











……嵐だった。













「……。」







嵐は無言で私の顔を見る








Yシャツをベロベロにだして腰パンして…






金髪の髪を立てて…








嵐はカバンを置きため息をついた









「何?何か言いたいことがあって呼んだんだろ?」




「…私……」







唾を飲み込む。

















「嵐を知りたい。」















風が私の長い髪をゆらす










嵐は表情一つ変えない











「嵐の言う通り…私、嵐を
外見と噂だけで 怖い って決めつけてた。あの…だから…」





…私… 何言ってるんだろう?









「…お前さ俺が好きなの?」












ドクッ……













「ち…違う//そうじゃなくて…」




「違うの?顔 真っ赤だよ」




嵐はわざとらしく
私の近付いた






「とっ… 友達に…なって」
















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