LOVE☆LOVE

□LOVE☆LOVE
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「杏奈 ごめんな」


「へっ?」




夏休みまで1週間



いつもの4人でお昼を食べていると優人がしょんぼりした声を出す



「な…何が??」


あれから毎日 優人に
お弁当を作ってきている

優人を助けたいと思ったから




「杏奈に弁当作らせちまってさ… ほんと、ありがと」


「いーって!
そんなマズイので良ければいくらでも♪」




あたしは元気良く
ニカッと笑う


「優人!あたしにも
できることあったら言ってよ!!友達でしょ?」


「沙良…ありがとう」



沙良とあたしは顔を合わせて えへへ と笑う



尚斗はただ黙々と
音楽を聞きながらおにぎりを食べている




「ちょっと尚斗くんも
協力しよーよ!」


気のせいかな?
尚斗の顔は不機嫌なような



あの日
尚斗にキス(?)されそうになったときから…




なんて言うのかな
尚斗に対する態度が
変わったというか



ちょっとギクシャクしちゃう

「俺、一人になりたい」


「え?ちょ…尚斗くん?」




尚斗は一瞬
あたしと目があった




とっさに目をそらしてしまった…




尚斗は教室から出ていく


「…もう…尚斗くん
相変わらず一匹狼だねー」


沙良がため息をつく



するといきなり優人が
「なるほどねー…」と言った


「なにが?」


「んん?いや…なんでも♪」


いつもの優人の笑顔





??なんだろう










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