Dear love

□Dear love 5
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ツー… ツー…


























優花…… 優花


























何があったの?










あたし優花に嫌なことでもしちゃったのかな…






















そのとき
携帯が鳴った


















見たことない番号






























「もしもし……」

























「…香奈ちゃん?元気?」













この声…























「…桃先輩…」


























「ふふ よく分かったね」











「…優花に何をしたんですか…?」








「え?優花……。あぁ…
あんたのトモダチ?(笑)」













「……。」









手に汗をかいていた














「あんたって最低だよね〜友達 危険な目にあってたのに彼氏とデートしてるんだもんね」





桃先輩はきゃははと
笑った




















「ど…どういうことです危険な目…何をしたの優花に…」




















「あたしは何もしてないよ」






低い声で言った














「あたしは頼んだのよ。あんたが言うことを聞かなかったから」

















「……。」


















言葉が出てこなかった

















「あなたのトモダチ、今頃
顔がボロボロで腫れてて
すっごい醜い顔してるだろうね」

















「――っ
















優花…っ













あたしは携帯を切ろうとした











「あっ 待ってよ。もう一つ言うことがあるのよ」


















「まだ嵐と付き合うっていうんだったらこれ以上のひどいことしちゃうよ…?」






















あたしはすぐに
携帯を切った














手が震えてた















どうしよう




















あたしのせいで
優花が危険な目に…



















とにかく電話しなきゃ





































そのあとずっと










優花に電話をし続けたが
出ることはなかった
















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