Dear love

□Dear love 8
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[Dear 香奈
今日放課後話したいことがあるから 図書室に
来てほしいです From優花]




















…話したいこと?




…きっと良い話では
無いよね…







嵐と別れてもやっぱり
あたしを許してはくれないって言いたいのかな?






――…もうごめんねの
言葉以外見付からないの





どうしたら良い?

































放課後…





優花と久しぶりに
話せるという喜びと
これから一体何を言われるのだろうという
不安で頭はいっぱいだった
















図書室には
相変わらず誰もいなくて
先生が退屈していた









…そういえば
この図書室でよく
嵐と待ち合わせをしたね




嵐のことを思い出すと
切なくなってきた























…だって






















嵐はあたしの初恋だから





























「香奈」




今入ってきた入り口から
聞こえた優花の声














振りかえるともちろん
そこには優花が立っていた






















「……優花…」







優花とあたしは
図書室の真ん中にある
机のほうへ向かい
イスに向かい合って座る


































「香奈… 嵐くんと
別れたんだって?」




「うん…」








優花も知っていたんだね


























「…香奈………
ごめんなさい」










「えっ?」









顔を上げると優花が
涙を流していた
























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