Starry Sky

□幸せキッチン?
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「いいから!錫也はあっち行ってて!」

と言われてしまい、俺はダイニングの椅子に腰掛けることとなった。キッチンには料理を作る可愛い恋人。

うん。幸せ。


「きゃあ!」
「大丈夫か!?」


却下。心配。

だから手伝おうかって言ったのに、1人でやるって豪語するから…。
こいつの料理を食べたい欲望に負けてそこで身を引いた俺も俺だけど。

「熱くなった蓋に触っちゃったんだな。とりあえず冷やそう。痛みが退くまでそのままでいなさい」
「…うん…」

あからさまに落ち込んでる。お前は一生懸命だからショックだったんだよな。
その想いが嬉しくて、気付けば月子の頭を撫でていた。

「ありがとう」

俺のために何かをしようとしてくれたお礼に、うんと美味しい料理を作りますか!

出来上がった料理を食べようとした時、「ほんとは私が作ってるはずだったのに…」と悔しがっていたけど、すぐに「美味しい!」って笑顔を見せてくれた。
やっぱり俺にはその笑顔が一番嬉しいよ。





(口元、ついてるぞ)
(え?…あ!)
(ごちそうさま)
(錫也っ…キスしたぁ!!)







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