Starry Sky
□シルバーの支え
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いつも明るくいたって、不安になることがある。
一人でいたら不安は増殖するだけ。暗い暗い闇に囲まれてる感覚に陥る。辛い時間。
だけどそんな時、傍にいてくれる人がいてくれたら、それは一筋の光になる。涙を延々と流していた人間にとって力強い輝きであり、涙の意味を変えてくれる存在。
私にとって、それはあなただったの。
小さい頃からお兄さんのように、お母さんのように優しく守ってくれた。心細くないように傍で笑ってくれて、失いたくないって思った。
恋人になってから私はドキドキしっぱなしだけど(今も変わらないけど)すごく幸せな日々を送っている。
「泣くなって」
優しい声は甘い感覚を耳に送る。この声にどれだけ助けられたんだろう?
涙でぼやけた視線を向けると、そっと指先で雫を掬ってくれた。この手にどれくらい支えられたんだろう?
もう、分からないくらい私に強さをくれた。
あなたがいる。私にはそれだけで充分だよ。
「幸せにしてあげる」
「もう幸せだよ?」
「まだまだ」
「ええ?」
お互いの薬指に光るシルバーは、幸せと強さの証。
ああ、これからもどうぞよろしくお願いします。
(ずっと一緒にいような)
(うん)
(プラウザバックでお戻り下さい。)