Starry Sky
□一目見て、君がいいと感じた。
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ガヤガヤとする街中。イルミネーションがあちこちで輝いている。もうすぐクリスマスなんだなって思う。
そんなことをぼんやり思いながら、俺は商店街を歩いていた。
ふと、雑貨屋さんのウィンドウの商品が目に入った。ドームに入っているクリスマスツリー。下の方に雪をイメージした白い何かが積もっている。たぶん振ったらドームの中で舞ってキレイなんだろうなぁ。
あいつが喜びそうだ。
瞬時にあいつの顔が思い浮かぶ俺が面白い。どこまであいつ一色なんだ。
だけど、欲しいと想った気持ちは止まらなくて。
気が付けば、店の扉を開けていた。
「すみません。飾ってあるツリー、ありますか?」
クリスマス最終日にあげる予定だなんて変だろうか、と買った後に気付く自分もいた。
(メリークリスマス!)
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