テニスの王子様
□夏風邪
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「あー、だりぃ…」
頭がボーッとする。
寒気が止まらないうえ、食欲もない。
「夏風邪、かよぃ…」
無機質な電子音が室内に鳴り響き、もそもそと体温の示された画面を見遣る。
ー38.2℃
熱がある、と自覚してしまえば先程の比にならないほどのダルさに襲われる。
「頭、いてぇ…」
重くなる瞼に逆らうこともなく、目を閉じた。
頭を撫でられている心地好い感覚に、目を開けてみればそこには見慣れた銀色の髪。
「に、おー…?」
風邪だからか、寝起きだからか掠れた声しか出ない。
でも、そんな俺ににおーは優しく微笑みかけてくれた。
「しっかり寝て、早く良くなりんしゃい」
「…さ、んきゅ」
未だ撫で続けられているその感覚が気持ち良くて、俺は再び目を閉じた。
ー夏風邪はバカが引く…
(ブン太のことじゃからどーせ腹でも出して寝てたんじゃろ)
(うるせーよ、バカにおー)
(…こりゃ図星じゃな)
管理人、夏風邪をひきました\(^^)/
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