テニスの王子様
□BIRTHDAY
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「赤也、お前少し離れろぃ」
「別に良いじゃないっスかー」
今日は朝練の時からずっとこの調子だ。
「いい加減うぜぇ、」
いつもならひどいだのなんだの反論するくせに、今日はそれもなく甘えてくる。
「おい、赤也…」
俺を後ろから抱き締めたままの赤也。
「お前なぁ、授業中に急に屋上に呼び出すとかなんな訳?」
急な呼び出し、
何事かと思って駆けつければ瞬時に抱きつかれたのだ。
「だって今日は俺の誕生日ッスよ?」
「だからなんだよぃ」
「今日くらい甘えたって良いじゃないっスかー」
「…、ったく」
どれだけ言ってもダメだと感じた俺はそのまま赤也に身を委ねる。
「ブン太、先輩…」
「…あ?」
「好きっス」
そのままグッと俺の肩口に顔を寄せる赤也。
「赤也…」
「はい?」
「誕生日、おめでと」
(先輩、そこは俺も好きって言うところッスよ?)
(お前なぁ…うぜぇ)
(へへ、でも嬉しいっス。ブン太先輩、さんきゅっス)
(……好きだぜぃ、バカヤ)
HAPPY BIRTHDAY 赤也☆・゚
永遠の14歳ッ!
うらやましいーッ!
ということで久々の赤ブン。
今日は思う存分ブン太に甘えれば良いよ/(^O^)\