□オレと夏希とゆんとJJ
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【夏希とオレとゆんとジェジュンと】


豪快なエンジン音に華麗なハンドルさばき。


「送ってくれてありがとね」

助手席から降りてきた可愛らしい女性に、駅に向かっていた男性はみな振り返った。

運転席に座っているサングラスの人間を恨めしそうに見る。


誰もが微笑ましいカップルのお見送りシーンだと思うだろう。



だけど、



ゆっくりと開いた運転席の窓から顔を出して、サングラスを取る。


ゆ:変な男にひっかからないよう気をつけなよー!!


駅に向かう可愛らしい彼女に叫んだのは、同じ "彼女"



ユ:お前もだよ!#
ゆ:Σほぅわぁ!!びっくりしたぁ!!!
ユ:…だれ?

ゆ:ん?夏希?親友だよ。狙う?
ユ:ねらわねーし
ゆ:何してんの??
ユ:居酒屋で飯食ってた
ゆ:Σまたぁ?!
ユ:飲んできたから足ないんだけど…乗せてって?
ゆ:もぅ!


そう言って、グン!とギアを切り替えて助手席をオレに向ける。


ユ:相変わらずかっこいいの乗ってんなぁ〜
ゆ:彼女もちですから〜Vv
ユ:運転かわろうか?彼女?
ゆ:結構です^^飲んでるくせによくいうわ!#
ユ:〜♪


この、男も顔負けにかっこいい女が、オレの彼女。

つっても、彼女曰くつきあいはない…らしいけど。

体の関係を持った時点で男女の友情ってそれはどうなの?

と、疑問を投げかけながらも、彼女の中の常識では通用しないらしい。
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