【勇敢な人】
ジョンヒョン「なんで俺がー?」
なんて、口を尖らせたって、
ここはもう見知らぬ土地なわけで。
keyにちょっとお使い行って来てよ、
なんて言われたのに、もう知らない場所。
(ここはどこなわけ…?)
もうなんか不貞腐れるを通り越して泣きたくなって来た。
(誰か駅まで案内してくんないかなー…)
頭の中でそう思って、
口をとんがらせたまま地面を見つめてた顔をあげると、
目の前の女の人と目が合う。
なぜか、俺の方をじーっと見ている。
(なんだろう…ファンだろうか?知り合い?それとも一目惚れ?)
そうこう考えてるうちに、
彼女がツカツカと俺の方に歩いてくる。
彼女「あのっ!」
ジョンヒョン「えっと、」
彼女「迷子…!!」
ジョンヒョン「そうなんです、」
彼女「…なんです私!!」
一瞬動きが止まる。
ジョンヒョン「え?今なんて?」
彼女「迷子なんです!私…!」
それはまさに、衝撃的な出逢いだった。
【勇敢な人】
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