Love's Way
僕らの"女友達"ポジションにいる"君"は、いわゆる"娼婦"で。
見知らぬ男と、まぁ…日々そーいう関係になって、明け方帰ってくる。
そーいう人間だった。
きっかけは単純明快。
ミノ「お、来てたんだ?」
『まねー』
key「・・・」
この、今彼女に声をかけた男。張本人が、彼女をこの宿舎に連れてきたことがきっかけ。
今となっては、
その日つまりミノとよろしくやってたのかやってなかったのかなんて、そんな話は一切タブーだ。
ここではもうそんなのは関係ないんだ。
身寄りのない彼女の、僕たちは、唯一の家族であり、
それはかけがえのない友達をもう越えた関係だった。
お互いはお互いを必要としていたし、
君が居ることで僕の胸は温かくなれた。
そりゃあ、君に怒鳴ることもしょっちゅうで。
喧嘩しては謝っての繰り返し。
100万回喧嘩をしたって。
君のそーいうところが嫌だって、何万回言い合ったって、
結局、僕は君が好きだ。
これは不毛な恋っていうんだろう?
知ってる。
でも君を見てると放っておけないんだ。
僕たちは"友達"だ。
だけど、僕はもう、君を愛してる――。
【Love's Way】
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