もうボクは馬鹿になるしかないのか





迂闊にも、好きな人ができてしまった。


しかもボクより年上で、ボクより頭良くて、ボクよりぜったい経験豊富だって、ひと。


けどボクは男だから、主導権はいつもボクが握ってたいし、

ボクがヌナを好きなのは当たり前として、当然ボクはヌナにいちばん可愛がられていたいし・・・


何よりボクは、言い寄られたことはあっても自分から好きになったことはなかった。


だってみんな、ボクがいい子だなって思った子はみんな自分からボクに告白してきてくれたんだもの。



だからヌナを見ているとどうしていいかわからない。



ぜったい・・・、ボクのことが好きなのに


ヌナは絶対にボクに言い寄ってきたりしない。





そうやって、去年が終わった。












【もうボクは馬鹿になるしかないのか】


□登場人物名(25文字)

1.ヌナ
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