SHINeeの自由帳ⅩⅠ
□オズの魔法使い
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登場人物紹介
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1匹のムネアカイカルが、その羽根を大きく羽ばたかせて城の窓から中に入ってくる。羽ばたいたその二本の羽根はバサリと赤いマントをはためかせた様な姿に変わり、二本の腕を袖に通した男の姿になったイカルはそのままカツカツと靴音を響かせて城の廊下を歩き始めた。
衛兵もこの男を知っているのか、止めるそぶりを見せない。男はツカツカと玉座の間までやってくると、王の前で跪き、おもむろに相手の手の甲に忠誠のキスをした。
ﾃﾐﾝ「ただいま戻りました」
王「ご苦労だった。息子の様子はどうだった」
ﾃﾐﾝ「相変わらずご自由に気ままな旅を楽しまれているご様子でした」
王「そうか･･･」
ﾃﾐﾝ「連れ戻しますか」
王「いや、いい。東で不穏な動きがないか引き続き見張っていてくれ」
ﾃﾐﾝは「はっ」と敬礼すると、すぐさまマントを翻しそのまま鳥になって窓から飛び立っていった。
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