SHINeeの自由帳
□甘えん坊の称号
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【ラウンド2】
ステージに立てば。
『きゃ〜〜〜っ!!テミン〜かわいーー^^』
と女の子たちの黄色い声。
僕が一言。
テミン「アイシテル!」
と言えば、ステージにはたちまち歓喜が沸き起こる。
僕を見た女の子たちがみんな一様に、
『テミンかわいい〜〜!!!』
を言うのは、もはやスタンスだった。当たり前だったんだ。
・・・けど、
楽屋に入れば、そんな現実は僕の中ではなくなるんだ。
「ジョンヒョンはかわいいな〜〜〜^^」
にこにこ笑顔でジョンヒョンの頭を撫で回す姉さんは、まるでどうかしてる。
世界で一番かわいい、僕の姉さんは、
僕よりも兄さんを可愛いといって髪を撫でるんだ。
ジョンヒョンのほっぺたをムニってつねったり、お互いにつねりあってみたり、
耳に息をかけあったり、耳打ちしあってみたりだとか…
僕の目の前で繰り広げられるその景色は、僕にとってはまるでいじめか拷問。
ジョンヒョンのその、生温い行動を見ているだけで、
僕だったら今のタイミングでキスするのに、とか、
今のだったらもう抱きかかえて部屋を出てってるのに…とか、
あれこれ思うのに。
現実は思わせるだけなんて、酷い。
ある時、
ジョンヒョンと二人きりになる時があって、聞いてみた。
テミン「よくあれで、我慢できるよね」
ジョンヒョン「なにが??」
テミン「ヌナにキスしたりしたくならないのかなって話、」
ジョンヒョン「俺からはできないよ〜〜」
テミン「じゃあ誰がするの?」
ジョンヒョン「ヌナじゃない???」←他に誰が?という顔
テミン「………」
(・・・え。そんなに、受け?←)
なんだかちょっと・・・
ものすごい温度差を感じる。
…姉さんは、それでいいのかな?
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