SHINeeの自由帳W

□SS@だから君はだめなんだ
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『・・・・最近、機嫌悪い?』




気がつけば彼女がマジマジと僕の方をみていた。

別に僕の彼女でもない彼女は。ストン、と僕の横にやってきてソファーに腰かけた。



『・・・・・・・え、なんで?』


ずいぶんと間を空けて不自然に返答したら、それもまた彼女には苦笑いされて。

疲れているのかな?なんて自然な流れでおでこに手を当てられた。


多すぎる笑顔も、気を遣いすぎる癖も、

彼女には全部見透かされて。


無理をしていることを一瞬で見抜ける彼女だけ。



だけどそんな君はジョンヒョンの彼女。



オニュ「そーいうところがさ・・・ッ、」



ガッ、と彼女のその腕を掴みあげると、


急にびっくりしたような顔をして体を引こうとする。


ぐっと力を入れカラダを引き寄せ、腕に抱くと、


彼女の汗の匂いがした。


生々しいにおいに、我慢してたものがはじけて、興奮する自分がいる。



『オ、オニュ、やめて?』


オニュ「なら、気遣うのやめなよ」


『だって・・・ッ、』



握りしめた手に力を込める。



オニュ「そーいうの、八方美人っていうらしいよ」


『私はだから別に・・・ッ!』


オニュ「そんなに気にしたいなら、"僕だけ"を気にしてよ」




無理矢理に君のキスを奪ったら、


うっすらと血の味がした。






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