SHINeeの自由帳W
□SS@だから君はだめなんだ
1ページ/1ページ
『・・・・最近、機嫌悪い?』
気がつけば彼女がマジマジと僕の方をみていた。
別に僕の彼女でもない彼女は。ストン、と僕の横にやってきてソファーに腰かけた。
『・・・・・・・え、なんで?』
ずいぶんと間を空けて不自然に返答したら、それもまた彼女には苦笑いされて。
疲れているのかな?なんて自然な流れでおでこに手を当てられた。
多すぎる笑顔も、気を遣いすぎる癖も、
彼女には全部見透かされて。
無理をしていることを一瞬で見抜ける彼女だけ。
だけどそんな君はジョンヒョンの彼女。
オニュ「そーいうところがさ・・・ッ、」
ガッ、と彼女のその腕を掴みあげると、
急にびっくりしたような顔をして体を引こうとする。
ぐっと力を入れカラダを引き寄せ、腕に抱くと、
彼女の汗の匂いがした。
生々しいにおいに、我慢してたものがはじけて、興奮する自分がいる。
『オ、オニュ、やめて?』
オニュ「なら、気遣うのやめなよ」
『だって・・・ッ、』
握りしめた手に力を込める。
オニュ「そーいうの、八方美人っていうらしいよ」
『私はだから別に・・・ッ!』
オニュ「そんなに気にしたいなら、"僕だけ"を気にしてよ」
無理矢理に君のキスを奪ったら、
うっすらと血の味がした。
.