SHINeeの自由帳X

□強かに微笑んで
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【強かに微笑んで】








真っ白なスカートにはフリルがついて。

今にも折れそうな生脚が伸びてる。







ジョンヒョン「俺もうちょっと肉付いてる方がいいな〜〜」


"ベシッ"


key「お前の好みの話なんて聞いてねーよ!」


遠目から撫でるようにそのラインを手でなぞって、「ここら辺が」と膨らみを持たせるジョンヒョンに、
豪快に平手で頭を叩いたキボムの横に、同じようなフリルのスカートを穿いた子達が通り過ぎていく。



どの子もみんな同じようで、正直言ってどれがどれだか見分けがつかない。



オニュ「同じ東洋人なのにわからないもんだね・・」


感心したように頷きながらオニュが横に並ぶと、いきなり一人の女の子がジョンヒョンの目の前に飛び出してきた。



『ア、アア、あのッ!!前からファンなんです!!・・・ス、好きですっ!』



女の子はそう言って両手でCDを出してきた。


ジョンヒョン「・・・・・んっ?」

key「サインしてってことじゃない?」

ジョンヒョン「Σおおっ!それだ!(笑)」


笑いながらペンを借りてサインしていくジョンヒョン。



『あ、あのっ!電話番号とかメアドとか交換してもいいですかっ?!』


ジョンヒョン「お・・メアド・・・?」


と言いながらも、律儀なジョンヒョンはちゃんとCDケースに携帯の番号とメールアドレスを書いてあげる。



『・・・ア!ありがとうござぃまぁすッ!!これっ!私のメアドですっ!』



手渡されたのはかわいらしいプリクラの貼ってあった名刺で。


ジョンヒョンは丁寧に両手で受け取り、女の子に手を振って別れた。




key「・・・・相変わらずお前の人の良さハンパない!」


ジョンヒョン「そうか?ヒョンだってそれくらいするよね?」

オニュ「僕別にもてないから」

ジョンヒョン「お〜?!うそだ〜?」

key「ジョンヒョン尋常じゃないよ」

ジョンヒョン「え〜お前いつもなんて言って断ってる?」



key「「ハァ?てめーは僕の何知って告白してんの?」って言ってサヨナラしてるけど?」

ジョンヒョン「ヒデェ〜」


ミノ「そんなの。告白してきてくれた子にありがとう、って言って右の子にも「可愛いね」って言えば一発ですよ!」

ジョンヒョン「俺そんな酷いことできねーもんっ!・・・テミンは?」


後からきたテミンとミノ。

最後に歩いてきたテミンに話をふると、


テミン「僕別に聞こえなかった振りして行っちゃうけど?」


と、あっさりと一刀両断されてしまった。



ジョンヒョン「うわーどれも参考にならないっ!」



膨れっ面で歩き出したジョンヒョンの目の前に、


スレンダーな美脚のパンツスーツ姿の女性が現れる。




ジョンヒョン「・・・・ヤバイ、ドストライク!」




key「・・はっ?」

ぴょんぴょん跳ねるようにあっという間に彼女の背中を追いかけて行ってしまうジョンヒョンに呆れ顔の4人。



しばらくして何か話した後に、


ジョンヒョンがうきうきで帰ってきた。



オニュ「なにしてたの?」

ジョンヒョン「んふ、番号交換してきた〜♪」


そういってピラ、と見せたのはさっき彼女にもらった名刺で。



無残にもかわいらしい名刺に、殴り書きのような番号の羅列が赤いマーカーで上書きされていた。



ミノ「・・・兄さんそーいうこと平気でするから!」

ジョンヒョン「んっ?」

テミン「まぁ、本人に自覚がないからしょうがないですよ」



key「結局はジョンヒョニヒョンの恋って、"自分で追いかけなきゃ"燃えないタイプなんだよね〜〜」











【強かに微笑んで】

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