SHINeeの自由帳[
□4th anniversary
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強引に外に放り出されてkeyが向かった先は、近所にあるケーキ屋だった。
出来た当時から好きで。
夜の時間には馴染みの店員もいるこじんまりとした造りの店。
カランカラン、と扉をひけば、中から店じまいをもう始めてた店員が出てきた。
正面のガラスケースの中にはもう、いくらも残っていない。
key「これ・・・残り、全部下さい」
そう言うと、トングを掴んでいた彼女が驚いた顔をした。
key「あ、べつに僕一人で食べるわけではないんで」
付け足すように言うと、店員さんから、
「わかってます」
と、返され、くすくすと笑われてしまった。
「・・・・・4周年・・・ですものね・・」
key「・・・・え?」
「はい、どうぞ。お代は要りません。お祝い・・・ですから」
そう言って彼女は、きれいにバラの形にリボンでラッピングしたケーキの箱を袋に詰め、僕に渡した。
「おめでとうございます」
key「・・・ありがとう・・ございます‥」
今日。初めて君がファンだと知った。
4th anniversary
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