SHINeeの自由帳]T
□PLAYBOY
1ページ/2ページ
鳴りやまない電話の相手が誰なのか、ベッドの上の俺も彼女もわかってた。
でも、今更引けないじゃないか。
薄暗い室内で、しっとりと流れる夜のBGMに酔わされるように俺とここまでやってきて、何を気にするっていうのさ。
今さら何を言ってきたって俺は止めるつもりはない、そうだろ?
そういう風にして欲しくて誘ったのはそっちなのに、
電話の相手が気になるなんてどうかしてる。
むしろ、いっそ見せつけてあげたらいい。
そうしたら俺の気も少しは晴れるんじゃないかな。
俺のことを苦しめた罰。
嫉妬なんて似合わないこと。
きっとそんな感情も知らないんだろうね。
俺はベッドの上で少し震える彼女の肩に触れて言うんだ。
そのやわらかいシフォンのような素材の服に手を置いて。
「大丈夫、大丈夫、」
君の気持ちを全部わかっているからと。囁くように抱きしめる。
僕の心はもう黒く覆われて。
君はまだ純真無垢なままで。
俺の愛してるはもうすっかり忘れてしまった。
だから君の言葉も聞かなかったことにする。
どうせ元には戻るはずがないんだから、遊んでしまおうよ?
.