異常なくらい愛してる。

□残酷な貴女へ愛を捧げたい。
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「銀様、私の愛を受け取って下さい!」

「突然、何ぃ?」

「ダズンローズデイと言いまして、愛する方へ12本の薔薇をプレゼントする日らしいですよ」

「へぇ。そうなの」

「はい」

「黒い薔薇、よく見つけたわね。赤い薔薇ならジャンクにしてあげようと思ったのに」

「銀様が真紅の薔薇を嫌っていることは、確認済みでしたので」



「まぁ、代わりと言うのは何だけど、今日は髪を触らせてあげてもいいわよ」

「本当ですか?」

「今日だけだからね」




至福の贅沢
傍にいられるだけで十分なのに、触れることが出来るなんて…有頂天外だ。

2009/12.12

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