テニプリ×東京ミュウミュウ

□Cカフェミュウミュウ
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千代子は、小洒落た喫茶店の前まで来ていた。
開店前なのでもちろん人はいない。


『ここがカフェミュウミュウかー。可愛い店だね』

「そうだよー!ささ、入って入って」


いちごに背中を押されるようにして千代子は店内へと入ってゆく。
店内にはもう既に人がいて、これまた美形な二人組男の人だった。
いちごはニコニコと笑いながら二人を千代子に紹介する。


「こっちの金髪が白金稜。そしてこっちの優しそうなお兄さんが赤坂圭一郎さんだよ。赤坂さんの作るスイーツは絶品なんだ!」

「何だその圭一郎との紹介の差は」


そうツッコミを入れた白金は改めて千代子と向き合う。


「景吾から話は聞いている。俺がミュウプロジェクトの創設者の白金稜だ。このカフェは普段は普通の喫茶店としても開いているがミュウミュウのアジトでもある。地下室には研究室があるから大体そこで指示を出している。……これからよろしくな」

『あ、ミュウチョコ改め黒川千代子です。よろしくお願いします』


二人が握手を交わしていると、今度は赤坂が千代子の所まで来た。
その手には服のような物が抱えられている。

「この喫茶店では主に調理場を担当させてもらってます、赤坂圭一郎です。よろしくお願いしますね。……さっそくですが、これに着替えてください」

『あ、はい』

「更衣室はあちらになります」



千代子は赤坂に案内されて更衣室へと向かう。

更衣室について、受け取った服を広げてみるなり千代子は固まった。


『これって……』


千代子の頬も引き攣る。
受け取った服は、黒色の服に白いエプロンが付いていて、たくさんのフリルが付いている。
そしてやたらとリボンが大きい。
所謂メイド服みたいなものだった。



『……(これ着なきゃ駄目かな?)』



いきなり再先不安を感じ始めた千代子だった。




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