マリアのへタレ小説

□神アレ 毒気
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渡り廊下。鍛錬が終わった神田が部屋に戻っている道でアレンと出会った。
(モヤシ・・・)
この所神田はアレンの事ばかり考えていた。それは自分では気づいてないだろうが、この世の恋というものらしい。
「あ・・・神田」アレンが少し警戒した眼で見てきた。
「んだよモヤシ!こっちみんな!」
神田はつい毒づいてしまった。ハッと気がついた時には
「パッツン神田に言われるとかなりムカつくのですが・・・」「オイ!今なんっつった?」「神田をウザイって言っただけですよ。気にしないでください」「だけってなんだ!だけって!」
俺という奴はどうやら恋が上手い方ではないらしい。リナリーからも
「好きな気持ちは分かるけどあんまりいじめちゃだめよ?かわいそうじゃない」
(俺のがかわいそうだっての!)
「神田ぁ・・・」「なんだよ」
アレンが少し頬を染めて言った。
「神田って・・・ホント鈍感ですよね」「はぁ?」「もういいです!とても・・・僕の口から言える事じゃ・・・////」

なにか・・・神田の胸にカタンという小さな音がした。
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