CP短編

□上海の夜
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ふと目が覚めた夜明け前。

気怠い身体をそっとベッドからひきずり出し、月明かりを頼りに窓辺に近づく。

嵌め殺しの厚いガラスに額を当て、地上を見下ろした。

大喝采を浴びた異国でのステージが終わった。

疲労もピークなのに、何故か納まらない高揚を持て余してしまう。
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