PV(プロモーションビデオ)撮影も無事に終わり、フォーシーズンの3ヶ月間のバックダンサーとしての活動が終わった。
今後の活動をどうしていくのか模索中の彼らの元に、事務所からの緊急オーデションの日時が告げられる。
韓国本土から、日本・全アジアに向けて、パフォーマンスグループを新生させるということらしい。
もちろん事務所内でも選りすぐりの優れた人材を集める集団になるはずだ。
そのオーデションには、カリスマユノ、神童の声ジュンス、美形チャンミン、そしてビジュアルショック、ジェジュンが合格した。
事務所にしてみれば、ジェジュンの一際目立つ美しい容姿と温度を感じさせる絶妙な歌声に彼を中心に売り出そうとの声が多かったのも知らず、当の本人は違うことが嬉しくてたまらなかった。
そんな大看板を背負ったグループに自分が選ばれたことより、ユノと一緒だということが狂喜させる。
「やっぱり神様は居るんだな、オレは無神論者だけども…つか、これって運命?こんだけ一緒に居られるんだから、絶対ユノを…」
密かに邪まな計画を立てているその肩をポンと叩かれ、ひッ!と縮み上がる。